成田空港 環境こみゅにてぃ

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水質汚染対策について

水質の監視

空港に降った雨は、大部分が放水路を経由し取香川、根木名川、利根川へ流れ、一部は尾羽根川、高谷川、浅川へと流れていきます。成田国際空港株式会社では、空港周辺河川の水質を把握するため、空港周辺の河川や放水路で、水質の24時間の自動測定や毎月の定期測定を行なっています。
また、地下水については、空港周辺で水位の自動測定を実施するとともに、井戸水の水質についても毎年定期測定を実施しています。

水質汚染対策

成田国際空港株式会社では、以下のような環境対策を実施しています。

雨水の再利用

空港に降った雨の大部分は、空港内に設置された滞水池に貯められます。その一部は雨水処理プラントで再利用水をつくり、空港内の冷暖房装置の冷却水として活用し、上水(水道水)の使用量の節約に貢献しています。

滞水池

雨水処理プラント

厨房排水の再利用

空港の旅客ターミナルビルにはたくさんのレストランがあります。これらレストランなどから排出される厨房の排水については、直接下水へ流すことができないので、「厨房排水除害施設」により浄化処理する必要があります。その後、「中水製造施設」で水資源として再利用できる水をつくり、旅客ターミナル内のトイレの洗浄水として利用しています。


厨房排水徐害施設

ディアイシング作業

冬の低温時や降雪時に、航空機の翼などに氷や雪が付くと、翼に対する空気の流れが変わったり、操縦性能に影響を与えます。重大な事故を防ぐために、航空機の主翼や尾翼に防除氷剤を散布する作業を「ディアイシング(De-Icing)」といいます。
防除氷剤は、食品でも使用されるプロピレングリコールを主成分とした人体には無害な物質ですが、川などに流入すると、有機物による汚濁を起こすことがあります。
成田国際空港では、エプロンに落下した防除氷剤を効率良く貯留池へ導く専用スポットの整備をすすめるとともに、それ以外のスポットで作業した場合でも、落下した防除氷剤を専用車(バキュームスイーパー車)で回収しています。

ディアイシング作業